センター1カ所目は2024年度に旧忠生第六小学校跡地で稼働予定――令和3年度第1回市議会代表質疑①

「中学校給食センター整備事業」が盛り込まれた、町田市の令和3年度予算が編成されました。市長の施政方針としても、基本目標のひとつである「将来を担う人が育つまちをつくる」のなかで、「成長期の中学生全員に安全・安心で、栄養バランスが整えられた『温かい給食』を提供するため、給食センター方式による全員給食を目指して、基本計画を策定いたします」と発表されています。


(上画像は予算の概要より)

現在行われている市議会定例会で、その具体的な計画などについて、さまざまな会派の方々が質疑をしてくださっていますので、その内容をレポートします(質疑通告書はこちら)。
まずは、3/5の本会議の自由民主党いわせ和子議員代表質疑です。

議会録画から書き起こしたもので、正式な議事録ではありません。


●自由民主党いわせ和子議員代表質疑

いわせ議員:

中学校給食についてお伺いします。

町田市の中学校給食については、これまでいろいろと利用促進に取り組んでこられた経緯がありますが、先月、新聞報道にあったとおり、新型コロナの影響による課題も踏まえて、今回、給食センター方式による全員給食を目指していくことに大きく舵を切っていただきました。多くの生徒、多くの保護者が喜んでいます。ぜひ充実した全員給食となるよう、改めてお願いします。

給食センターにつきましては、2024年度に1カ所目の稼働を目指す、ということですが、建設については広い土地が必要であり、まずは市用地を考えるべきであると考えます。

昨年12月の町田市議会定例会で、わが会派の若林議員から「健康増進関連拠点として活用を予定している旧忠生第六小学校に、食という視点から給食センターを新たに加えてはどうか」という提案をさせていただきました。

旧忠生第六小学校は町田市の中心に位置しており、各中学校への配送の観点からも、給食センターの建設に適していると思いますが、いかがでしょうか。また、給食センターを整理していくのであれば、様々な費用がかかってきます。費用については現時点でどのくらいを想定しているのか、お聞かせください。


市長:

町田市の中学校給食は、家庭から弁当を持参するか、給食を注文するかを選択できる選択制ランチボックス形式を採用し、2005年から始めました。市では2017年度に実施いたしました給食の満足度調査や、2019年度に実施いたしました無料試食会と、そのアンケートから得られた生徒や保護者からのご意見。これらを参考に、申し込み等に関する利便性の向上、あるいは味付けや献立の内容、温度に関する課題に関しまして、喫食率を上げるために様々な工夫をしてまいりました。

しかしこの間の家庭環境の変化や、今回の新型コロナウイルス感染症の影響による課題など、これらを踏まえ、従来の方式から転換し、給食センター方式による全員給食を目指していくことといたしました。中学校給食をよりよいものとし、生徒・保護者が利用しやすいものとするといった、これまでの思いに変わりはございません。

2021年度は給食センターの設置に向けて検討を深め、計画的に進めていけるよう、基本計画を策定してまいります。

給食センターにつきましては、市内3カ所に建設する予定でございます。大きく分けまして、南、北、中央を想定いたしました。

ご質問にございました旧忠生第六小学校は、市の中央に位置しております。センターの設置に適している場所だと考えております。また、この場所は健康増進関連拠点として活用を予定していたエリアでございます。委員からご提案をいただきましたとおり、食という切り口で申し上げますと、給食センター機能を活用して、学校給食にとどまらず地域にも食のサービスを提供することで健康増進に寄与できるといったことも挙げられます。

したがいまして、1カ所目の候補地といたしましては、ご提案をいただきました旧忠生第六小学校へ建設する方向で、今後検討してまいります。

建設費用につきましては、仮に1日4,000食を賄う規模で想定いたしますと、約25億円程度と考えております。

(了)


参考1:旧忠生第六小学校跡地(地図が開きます)

参考2:学校給食問題協議会で提出された3カ所想定の配送校資料(下画像。旧忠生第六小学校は、山崎中のやや南東あたり)

中学校によりよい給食とどけ隊@町田

東京都町田市の市立中学校の給食は、2020年現在約1割の利用率の選択制デリバリー給食。温かい全員制の給食を目指して活動しています。給食センター建設が決まりました。 メール➡︎machidanokyusyoku★gmail.com(★を@に) Twitter ➡︎@machidakyusyoku

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