●公明党 おんじょう由久議員
おんじょう議員:
中学校給食センター整備事業について伺います。
(1)防災機能や食の拠点たる仕様をどのように決め、反映していくのか。
(2)地域からの声は。こちらの地域は南地域についてお伺いしたいと思います。
以上よろしくお願い致します。
学校教育部長:
第7号議案、中学校給食センター整備事業についてお答えいたします。
まず、「(1)防災機能や食の拠点たる仕様をどのように決め、反映していくのか」についてでございますが、3月21日に中学校全員給食の実施に向けた給食センター整備の基本計画である、「まちだの中学校給食センター計画~おいしく食べて、地域みんなで健康に~」を公表する予定でございます。
本計画におきましては、町田市の給食センターが目指す姿として、魅力的でおいしい給食を中学生に届けることと並んで、地域と繋がり合い、新しい価値を生み出し続けることを重要なコンセプトとして掲げ、多世代の健康作り活動や、災害対応、災害時対応など、給食センターを通じて実現した取り組みの方向性やアイディアを位置づけました。
今後の事業者公募に向けては、この基本計画で示した市の考え方を具体的な事業提案に繋げていくため、PFI事業の実施方針や、要求水準などを通じて、本市が求める取り組みの方向性やサービス性能を示してまいります。
次に、「(2)地域からの声は」でございますが、南エリアの給食センター計画地である東光寺公園温調整池につきましては、周辺の三つの町内会、自治会の皆様と随時情報提供と意見交換を行ってまいりました。
その中では、食の健康作り拠点というコンセプトに対して高い期待を寄せていただいた一方、周辺の道路交通状況から、配送トラックの出入りや搬送ルートに対して、ご心配の声をいただいたところでございます。
今後とも地域と調整を図りながら、事業の具体化を図ってまいります。
おんじょう議員(再質問):
それぞれありがとうございました。再質疑をさせていただきます。
給食センターについてですけれども、先ほどございました地域の声ですが、私の目にしてきたもので、今後こうした声に耳を傾けて調整を図っていただけるということですので、よろしくお願い致します。
それで、センターの機能、仕様の話になりますが、先ほどのお話で、地域にも開かれた給食センターを目指す、そのことが確認はできましたけれども、防災機能については、災害時の炊き出しと合わせて、物資ですとか食品、そういったものを備蓄貯蔵する。そうした機能も大きな利点となってまいります。
液体ミルクなど、ふさわしい備蓄環境にもなろうかと思いますし、備蓄品のローリングストックとして、食材を給食に活用するだけではなくて、例えば、子ども食堂と連動した食材のハブ的な機能としても、活用するなど幅広い展開にも期待があろうかと思います。
現時点でそういった幅広い展開について、どのようなお考えかお聞かせをいただきたいと思います。よろしくお願いします。
学校教育部長:
町田の中学校給食センター計画におきましては、災害時に食の面から、地域で活躍できる給食センターを目指す、としております。
また、災害対応機能の取り組み内容といたしまして、センター内に防災備蓄品の配備を行うほか、給食センター内の食堂や資機材の中で災害時に提供できるもの、また、発生後すぐに参集できる体制をあらかじめ検討しておいて、発生時に迅速な提供体制をとることなどを示しております。
ご指摘のありました、備蓄品のローリングストックにつきましても、運営段階におきまして重要な観点と認識しておりますので、給食センターの活動を通じまして食糧備蓄を無駄なく循環させる仕組みについて、今後考えてまいりたいと思っております。
おんじょう議員:
給食センターについてですが、PFI事業なども想定をされているということでございますが、今後、先ほどのような工夫をした取り組みをどのように要求しようとして盛り込み、どのように事業提案を受けていくのか、その具体的なプロセスについて教えていただきたいと思います。よろしくお願いします。
学校教育部長:
2022年度に、給食センターの整備および運営を担う事業者を公募により選定する予定でございます。
今回公表する基本計画はこの公募において柱となる市の基本的な考え方を示すものであり、事業者が今後提案する上で考慮すべき点や要素を広く記載しているものでございます。
今後、PFI法に基づく各種手続きにおきまして、市として求めるサービスの性能を示すとともに、それに応える積極的な事業提案を促せるような公募方法を工夫していく考えでございます。
(了)
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