保護者の不公平感のないよう、できる限り地域感の差を少なくするよう努める――令和4年度第2回市議会代表質疑⑥

令和4年度第2回市議会定例会レポートをお送りしています。6月10日の本会議代表質疑ラスト、無所属会派の代表質疑の内容をお届けします。質疑通告書はこちら

議会録画から書き起こしたもので、正式な議事録ではありません。

●無所属会派 代表 松岡みゆき議員

松岡議員:

町田市では、長年「全員中学校給食」を待ち望んでいた保護者にとって、いよいよ給食センター方式が実現されます。ここに至るまで、本会議や委員会で様々な審議がされてきました。核家族で、共働きも増え、お母様がたは「子どものお弁当を作りたくても慌ただしい朝は大変です」という声をたくさん聞いてまいりました。成長期の子供たちにとり、栄養のあるおいしい給食を、1日も早く実現しなければなりません。

実は、議会中、議員も、昼食に中学校給食を注文することができます。私も今議会注文しておりますし、議会中長年ずっと注文してまいりました。それは、「中学生がいただいている給食がどんなメニューなのか、カロリーか」を自分で確かめ、よりよい給食にするための課題は何かを一緒に考えたいと思ったからです。

私の感想は、栄養がありおいしいと思います。議員が注文する給食費は700円ですが、中学生は補助で310円です。牛乳もついていて、食材費を考えてもこの価格では自宅ではなかなか作れないのではと思います。忙しいお母様がたにとっては、何よりの助けとなります。そこでお聞きします。

(3)中学校給食センターの計画は今後どのように進めていくのか。


市長:

7月から中学校給食センターの運営整備を担う事業者の公募手続きを開始をいたします。事業者を決定した後は、3つの給食センターの設計および建設工事などを迅速に進めまして、各給食センターの竣工した順に稼働させる予定でございます。

全員給食の提供開始時期につきましては、鶴川エリア・堺エリアは2024年度の2学期から。町田・忠生・小山エリアは2025年度の1学期から。南エリアは2025年度の2学期からの予定としております。


松岡議員(再質問):

中学校給食センターの計画についてでございますが、市民の長年の要望が導入される給食センターでございますけれども、市内3つのセンターに、先ほどのご答弁のように分散されて建設工事などが進められるということでございます。

まず初めに鶴川・堺エリアと比較しますとですね、町田・忠生・小山エリアではスタートまでに約半年間の遅れが生じることになります。そしてですね、南エリアにしましてはですね、スタートまでに約1年程の遅れが生じることになるんですね。

一番最初に鶴川・堺エリアが鶴川エリア・堺エリアは2024年度の2学期から。町田・忠生・小山は2025年度の1学期。そして最後、南エリアが2025年度の2学期と。初めと終わりで1年間の遅れが生じるということで、実は地域ごとの保護者のかたからもですね、私の地域は要するに、お母さんたちが考えているんですね。自分の子どもは今中学1年生だからとこう指折り数えて、自分の子は2年生だからうちは駄目だ、とかですね。保護者のかたから、「自分の地域が、子どもが中学校を卒業するまでに給食は間に合いません。ちょっとショックです」とのお声が聞かれております。

エリアごとに、給食開始時期が異なるのはなぜなのか。同日にスタートできるのが好ましいと思われます。多くの保護者から「不公平感を感じる」との声も出ておりますのが現実でございますので、お考えをお聞きくださいませ。


学校教育部長:

はい。給食センターの稼働時期につきましてですが、3つの給食センターを稼働させる時期につきましては、できる限り早期に、また地域間の差を可能な限り少なくするべきと考え、これまで検討を重ねてまいりました。

しかし、それぞれの計画地の状況や施設規模などが異なることから、事業者公募から同時に事業はスタートいたしますが、工期などを合わせることは困難な状況でございます。

給食センターの稼働時期につきましては、今後とも、保護者が不公平感を感じることがないようできる限り地域感の差を少なくするよう努めてまいります。

そのために、いずれの給食センターについても、いち早く給食提供を開始できるよう、スピード感を持って最大限の努力をしてまいります。

(了)


中学校によりよい給食とどけ隊@町田

東京都町田市の市立中学校の給食は、2020年現在約1割の利用率の選択制デリバリー給食。温かい全員制の給食を目指して活動しています。給食センター建設が決まりました。 メール➡︎machidanokyusyoku★gmail.com(★を@に) Twitter ➡︎@machidakyusyoku

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