パブコメアクションの効果は?ー農水省「食育推進評価専門委員会」を傍聴しました

2020年8月18日に農林水産省にて、第4次食育推進基本計画の重点課題を検討する「令和2年度第1回 食育推進評価専門委員会」が開催されました。

別室で傍聴したので、パブコメの件を中心に簡単にご報告します。

他自治体の皆さまと「#農水省食育パブコメアクション」を行い、さらに農水省・厚労省に直接要望書を提出してから約1ヶ月。
パブコメの結果と、計画案策定の進捗を少しでも早く把握しようと、傍聴しました。別室の傍聴室は記者や関係者含め30人弱ほど。注目の高さが伺えました。
今年度の同委員会のメンバーは、こちらを参照してください。座長は「食育」という言葉をお作りになった服部幸應先生です。

傍聴室で配布されたずっしり重い資料のメインは、各委員の方々の食育活動の報告や、重点課題へのご意見の補足資料でした。
配布資料一覧に「パブリックコメントで寄せられた意見の概要」という文字を見つけて慌てて探すと、私たちが提出したものを含め、A4×7ページ、34件にまとめられていました(こちら)。

会議が始まり、出席者の挨拶等が済むとすぐ、農水省側から今後のスケジュールとともにパブコメ概要が報告されました(心の準備をしていなかったのでドキドキしました)。
「期日までに144名から提出があり、特に多かったのが選択制の中学校給食を全員喫食にしてほしいもいう意見。ほかに、新しい生活様式への対応、共働きへの対応、生活困窮者への対応、SDGsに関連した課題など挙げられており、パブコメへの回答と対応は後日公表します」との報告。
「ご意見はありますか?」との問いに対し、委員の皆さまからはノーコメントでした。前回(第3次計画)の際の議事録の「40数件は少ないのでは」といったやりとりを見ていただけに、たくさん提出してインパクトを…と努めた私たちとしては、拍子抜けでした。
報告してくれた担当官の説明も、「選択制の給食を、全員で同じものを食べる給食に…」といったもので、もしや「給食メニューが選択できる『選択制』」と思われているのでは?という懸念も感じました。

今回の主な内容は、各委員の皆さまからの「第4次食育推進基本計画に関する重点課題ヒアリング」の前編です。
皆さまの崇高な食育に対する思いを聞きながら、今回農水省が作った「重点課題たたき台」(こちらこちら)を見ると、盛り込まれた内容のメインは「新型コロナ対応の新しい生活様式」「SDGs」でした。
中学校給食については既に実施目標を達成している、という扱いについて考え直していただくための私たちのパブコメアクションだったのですが、少なくとも今回の報告で委員の皆さまにその意図が伝わったとは思えず、残念でした。
新しい生活様式への対応では、学校給食での「共食」を進めにくいことも、原因の一つだったのかもしれません。

選択制自治体の問題は、SDGsにも大いにかかわりますが、食育のさらなる高みを目指している委員の皆さまにとって、別次元の話なのかもしれないと感じました。

何せ、私たちは食育の入り口にすら立てておらず「家庭弁当か給食か(さらには業者弁当か)を選ぶことが食育」などと言われている現状ですから…。


今後このパブコメ結果も踏まえて、年内に第4次計画案が策定されるため、少しでも反映されることを望みます。
来年1月には、その計画案に対するパブコメが募集されるため、ぜひまた提出へのご協力をお願いいたします。

※なお、今回の議事録は農水省サイトにて1ヶ月程度で公開予定とのことです。

中学校によりよい給食とどけ隊@町田

東京都町田市の中学校に、小学校のような全員給食を実現するため、活動しています。 2018年12月の町田市議会に23,168筆の請願署名を提出しましたが、不採択でした。 町田の中学生が、家庭の格差に関係なく、温かくおいしい給食を食べられるよう、これからもがんばります。 メール➡︎machidanokyusyoku★gmail.com(★を@に) Twitter ➡︎@machidakyusyoku

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