協議会から教育委員会へ答申が提出されました

町田市学校給食問題協議会にて、「新たな中学校給食の提供方式について」というテーマで11月から5回の討議が行われていましたが、1/20に教育委員会へ、その結論となる答申が提出されました。
その内容と、私たち「中学校によりよい給食とどけ隊@町田」の見解についてまとめました。

(画像は「まちだ子育てサイト」より)

【答申 概要】(全文はこちら。資料もついています)

中学校生活は3年間という限られた期間である。「新たな中学校給食の提供方式」の導入にあたっては、成長期である中学生全員にできる限り早期に温かい給食を提供できる実現性の高い提供方式を選択する必要があると考える。
当協議会としては、「新たな中学校給食の提供方式」として、
「全員給食・食缶形式・市所有施設・給食センター方式」で進めていただきたい。 


新たな中学校給食の提供方式の実施においては、次の事項に配慮して取組んでいただきたい。


1 新たな提供方式ができる限り早期に実施されるよう努めること
給食センター方式での給食提供が早期に実施できるよう努めていただきたい。また、導入にあたっては、生徒の意見を聞きながら、学校、保護者への十分な周知を行っていただきたい。
2 安全・安心な給食提供を行うこと
施設の整備や給食の提供にあたっては、生徒の安全・安心を第一に考えていただきたい。
給食センター方式では、食物アレルギー対応が可能となるが、複数校、大人数の食物アレルギー対応を行うことになるため、アレルギー品目を限定するなど、中学校や保護者と連携しながら、安全に実施できる方法を検討していただきたい。

3 さらなる食育・地産地消に取組むこと

全員給食への変更にあたって、給食時間中のさらなる食育や、地産地消を推進できるよう努めていただきたい。

4 地域に喜ばれる施設になるような整備をすること

炊き出しや備蓄などの災害対応、地域への食の提供、近隣住民が使用できる会議室などの機能を備えた給食センターを複数箇所に配置するなど、地域に貢献できる施設になるよう努めていただきたい。

5 学校の負担軽減ができるよう配慮すること

「全員給食・食缶形式」への変更は、全員が給食を利用することや、配膳作業が伴うことなど、学校においては新たな作業が発生する。また、給食を受け入れる中学校側の整備なども必要となる。

これらの学校生活の変化への対応について、生徒・学校の負担軽減を図るとともに、安全かつスムーズな導入に努めていただきたい。



【中学校によりよい給食とどけ隊@町田の見解】

全員制、食缶、市所有施設ということで、これまで私たちが聞いてきた保護者や中学生の思いを反映していただいていると思い、大変感謝しています。
ただ、4-5年かかるということ、また用地の確保がこれからだということが気がかりで、とにかく「できる限り早期に」実現をお願いします。
アレルギー対応、食育の充実や地産地消を実現し、町田の誇りとなるような給食になることを期待しています。
計画案を立てる際には、配膳時間だけでなく生徒が食べる時間をもう少し確保できるような時程調整、栄養士や栄養教諭の配置についても、前向きに検討していただきたいと思います。
また、現在の給食を食べている生徒にも配慮していただき、新方式実現までに、少しでも喫食率があがる工夫を今後も続けてくださいますようお願いします。


短期間、また緊急事態宣言下で検討を重ねてくださった町田市学校給食問題協議会の皆さま、保健給食課の皆さま、ありがとうございました。

市議会での検討と計画案の作成を、引き続きよろしくお願いいたします。


中学校によりよい給食とどけ隊@町田

東京都町田市の市立中学校の給食は、2020年現在約1割の利用率の選択制デリバリー給食。温かい全員制の給食を目指して活動しています。給食センター建設が決まりました。 メール➡︎machidanokyusyoku★gmail.com(★を@に) Twitter ➡︎@machidakyusyoku

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