令和2(2020)年度第1回定例会、3/23の個人質疑内での中学校給食関連の内容としては最後となります。矢口議員分です。
※なお、正式な議事録ではなく、録画放映から私共が書き起こしているものです。
●諸派 矢口まゆ議員
矢口議員:
中学校給食運営費についてです。(1)中学校給食利用促進事業について。
①利用促進事業とあるが、喫食率はいつまでに何%をめざすのか。
②1年生に無料提供する給食5食は、全員で喫食するのか、それとも5食分のチャージを提供するのか。
③無料試食会でのアンケートでも要望の多かった、「温かいものの提供」「量が調整できること」「クラス前までの配膳については何か対応を考えているでしょうか。
学校教育部長:
第7号議案、中学校給食運営費の(1)中学校給食利用促進事業についてお答えいたします。
まず①についてでございますが、喫食率の目標値につきましては2019年度に実施した中学校給食無料試食会の試食後に行ったアンケートにおいて、「今後給食を利用したいか」という問いに対して、約2割の生徒が「注文したい」「たまには注文したい」と回答していること、新1年生への取り組みを進めることをふまえ、2020年度末で、既にお示ししている2019年度末と同様の30%をめざします。
次に②についてでございますが、新1年生のうち給食予約システムに利用登録をしていただいた方を対象に、5食相当分の給食費をチャージする形で提供いたします。
次に③についてでございますが、「温かいものが食べられること」「量が調整できること」「クラス前までの配膳への対応」については、エレベーターや配膳室などの学校施設の整備状況や、調理業者の人員体制、設備の整備状況から、実施には課題が多いと考えております。また、試験的導入が容易ではないことから、町田市と同様の方式で給食を提供している他市事例を調査研究し、町田市にとって効果的な改善策を行ってまいります。
矢口議員:
多くの議員が質問しており、そのなかで、喫食率の目標が30%ということがありました。で、その根拠がですね、アンケートの結果で、2割ぐらいの生徒が「今後喫食したい」「たまには食べたい」っていうことであったということが根拠とお伺いしたんですけれども、改めてもう1点お伺いしたいのが、アンケートの中に「クラスで何人が頼めば頼みやすくなりますか」っていう項目があったんですけど、そこの項目についても参考にされたのかなと思いまして、そこの項目の回答者はどういう回答だったのか、何人が頼めば頼みやすいっていう回答が多かったのか。またそれはどのように30%って目標に反映させたのか、お伺いできればと思います。
学校教育部長:
アンケートの結果の詳細につきましては、常任委員会で行政報告させていただこうと思います。で、「クラスで何人頼んでいると頼みやすいですか」ということですが、最も多かったのが「10人~19人」ということで、あの選択肢としては、9人以下、20~29、30人以上、あとは不明・無回答があります。で最も多かったのが「10~19人」で34.6%。無回答が33.5%。その次は「9人以下」ということで、ま、「20人以上」という回答が少なかったところでございます。
今回の30%につきましては、給食を頼む意志があるっていうことの回答の2割と、1年生については入学説明会等でも説明も行いますし、入学時に試食をしていただくという新たな取り組みを行いますので、それをふまえての30%ということでございます。
矢口議員:
ありがとうございます。思ったほど、そんなにたくさん頼まなくても、教室の雰囲気として、まぁ前から議論があったと思うんですけど…たくさん頼んでないから頼みにくいんじゃないかみたいな議論が結構今まであったと思うんですけど、もしかしたらそれはちょっと見当外れだったのかもしれないという、結果もわかってきたのかと思います。(注)
で、もう一つ改めてお伺いしたいのが、2、3年生の喫食率についてなんですけれども。1年生については、ま、対応ということで…まぁその、このあいだの無料試食会の事業で1年生については喫食率があがったので効果があったということで、2、3年生どうするのかというお話があったかと思います。そこの、2、3年生への取り組みについて、もう少しお伺いできればと思います。
学校教育部長:
2、3年生については、給食のPRという観点で、各献立をカラーで今年度から提供しますので。あの、そこが喫食率向上につながると思います。後は中学生が好むような献立、リクエスト献立を提供するということで、それで喫食率の向上につなげていきたいと考えております。
矢口議員:
あと1点お伺いしたいのが、30%っていう目標についてなんですけど。まぁ「全校で30%」って平均を目標とするのか、それとも例えば、学年ごとにやっぱり喫食率に差があるってご回答があったんですけれども、1年生2年生3年生それぞれでやっぱり30%以上めざすべきだろうっていうお考えなのか。学校ごとに全部…なんか学校ごとにも差がすごくあると思うんですね。2%台の学校もあれば、15%とか言ってる学校もあると思うんで。こういった点について、例えば「30%に満ちてない学校をゼロにする」っていうお考えなのか、そういったところもちょっとお伺いできればと思います。
学校教育部長:
今回の目標につきましては、町田市全体の中で30%ということでございます。あの、学校ごとの目標ですとか、学年ごとの目標を立てるのが非常に難しいということもありますので、町田市全体の中で30%ってことをめざしてまいります。
矢口議員:
はい、かしこまりました。じゃあちょっと改めてお伺いしたいんですけれども、先ほどのご回答で、「クラスで何人が頼めば頼みやすいか」っていう回答について、「10人~19人」っていう回答が多かったってお話だったんですね。なんでまぁ、とりあえず2%とかっていう学校とかクラスは、せめてなくさなきゃいけないみたいな、そういった議論はなかったですか、その、目標策定にあたって。
学校教育部長:
ええと、クラスで、当然少なければ、頼みづらいという状況はあるかと思いますが、今回目標設定においては、個別のクラスの中で何人というところまでは定めておりません。
矢口議員:
かしこまりました。給食について続けますけれども、配膳については、決算審査の時にも文教社会常任委員会からも2点ほど意見がついていたり、これまでの議論でも、学校給食問題協議会でも「配膳について生徒の負担を減らそう」みたいな話があったと思うんですけども、この点について何か議論はありましたでしょうか。
学校教育部長:
アンケートの結果の中で、配膳については、保護者は実は「最も必要だ」という意見をいただきました。ただ、生徒については「リクエスト献立」「温かいまま食べる・温かいものを提供」「量が調整できるもの」が上位3位で、「給食を教室の近くまで持ってきてくれること」っていうのは、実はあの、要望としては生徒が低かったんです。
で、クラスの前までの配膳ということで、人の手配でしたり、設備でしたり、教室の前に例えば配膳した場合には、温度なりの衛生管理や安全性の問題で課題があるという認識をしたところでございます。
矢口議員:
はい、かしこまりました…。(時間がなく?別の再質問へ)
(注 矢口議員のTwitterにて、思い違いがあったとの補足がありました。こちらをご参照ください。)
次回からは文教社会常任委員会の内容を掲載予定です。
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